お知らせ

今年も残すところあと1ヶ月となりました。

2020/12/01

2020年は、コロナ禍で大変な日々となりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は、波瀾万丈の一年でした。

3月・日本舞踊生徒さん達の全お稽古キャンセル
5月・予定していた生徒さん達の発表会延期
「人と会える事」また、「目標がある事」にとても助けられていると感じた日々でした。
6月・予定していた日本舞踊協会主催の舞台延期
しかし、歌舞伎俳優の松本幸四郎理事の指揮のもと、出演者47名全員NHK「にっぽんの芸能」出演
全員が、オンラインでお稽古をし、オンラインで撮影をしていただきました。画期的な作品に参加出来た事で、日本舞踊の楽しさを改めて実感いたしました。
7月・東京都芸術支援事業「アートにエールを!」参加
ヴァイオリンの鈴木舞さん・バレエの岡田晃明さんと一緒に『文化の架け橋』という作品を作舞、踊りました。西洋の楽器と西洋の舞踊とのコラボレーションがとても新鮮で、新しい扉を開く想いでした。
10月・箏奏者・久松彩子さんから依頼を受けて、-鬼-をテーマに『融解現象』を作舞し、踊りました。着物でバレエのようなリフトを経験し、着物の可能性を益々感じた作品になりました。
そして、
11月1日、『うつやか』開催
ヴァイオリン、チェロ、クラッシックバレエと日本舞踊が、能舞台で一つになりました。西洋の芸術と日本舞踊がこれ程までに心地よく一つになれたのは、出演者・全てのスタッフの皆さんのおかげです。また、オンライン配信のための撮影隊の方々とのやり取りや、世界発信の為の著作権法の対応など、本当に新しいことの連続の日々でした。

今までに経験した事の無い環境で、戸惑うことばかりでしたが、反対に沢山の経験の中で、『今、私は世界と繋がっている!』と感じました。
オンラインで海外の方々とお話しする機会が増え、「海外の方も日本文化に興味を持っている」と気がついたり…。
こんな私ですが、少しづつ、一歩づつ、進んでゆきたと思っています。
12月、楽しく参りましょう。

尾上博美